私はパッチワークや刺繍をライフワークとしている。
ライフワークと言うからには、やはり2m四方以上の大型キルトを作らなくてはいけない。
私のやっているパッチワーク教室の生徒さん達は主に必要なものを作る。
テレビの下の目隠しが欲しい!
たくさん物が入るポーチが欲しい!
子どもの入学式に持つバッグが欲しい!
玄関に飾る物が欲しい!
などなど。
これはすこぶる真っ当で、本来必要なものを作ること、パッチワークの作品も刺繍の作品も使ってなんぼ、使ってこそ作る意味があるのだと思う。
だから、生徒さんは私の作っている2mを超える大作キルトを見て、先ずは
“凄いですね〜”と褒めてくれるが、
次には、
“何に使うのですか?”
と、聞いてくる。
・・・・・・
私にもわからない‥
でも無性に、
やっぱり、
大きなキルトが作りたい。
飾る場所が無くても、
生活に必要でなくても、
大きなキルトが作りたい。
だから生徒さんには、
これを芸術って言うんだよ〜
と、答えることにしている。
だから
芸術として作るのなら
人の心に響く作品が作りたい。
でも、たまに思うのだけれど
いつか私がこの世からいなくなった時
私の子どもたちは、この数々のキルトの処理に困るだろうなぁ〜〜
これはお母さんの形見だからね、、
と、たまに言っているが、もらっても困るんだろうなぁ〜〜
でも、やっぱり私は生きている限り
作り続けてしまうと思う。
デザインして
製図して
布を裁断して
刺繍をして
ピースワークをして(縫い合わせて)
アップリケをして
大きな一枚が出来たら
それにキルト綿、裏布と一緒にしつけをして、
キルティングを入れる。
果てしなく続くキルト完成への道を
一人でトボトボ歩き続けるんだと思う。
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